松崎友哉展:Sediment/沈殿 YKG Yutaka Kikutake Gallery
🟠テンペラ画のような趣を見せる作品群は、
テムズ川のマッドラーキングと調和して、
類型のない世界を生み出していました!
松﨑友哉は1977年福岡県生まれ。現在ロンドンと東京を拠点に活動。水性アクリル樹脂を用いた支持体に絵画を制作するペインター。石のような風合いを帯びたいびつな画面を特徴とし、抑制された色彩で描かれる抽象的な図柄は、雨の降り注ぐ海景や霧深い丘を連想させる。ときに穴が穿たれ、並び立つ木の柱に立体的に設置される彼の作品は、単なる平面表現の領域を超え、三次元空間へと広がる。松﨑にとって「風景」は集合的心理や感情の現れであり、環境、およびそれらを取り巻く諸条件についての考察の過程は、彼の絵画的実践の展開における重要な要素となっている。近年は、テムズ川のマッドラーキング、および身の回りで収拾したファウンド・オブジェを画面に組み込む試みを展開。野草採集に加え、それらから抽出した色を用いたワークショップ、食事会の開催など、多彩な活動に従事している。(HP)
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