●国立新美術館です。 会場はインパクトのある 作品群で埋め尽くされていました。 スペインに生まれたサルバドール・ダリ(1904年-89年)は、もっとも有名な20世紀の芸術家の一人です。1929年に彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを代表する画家として活躍しますが、やがてアメリカに進出、大きな成功と人気を獲得します。その一方で、映画や演劇、ファッションなどの異分野へも積極的に参画して、ウォルト・ディズニーやエルザ・スキャパレリなどとコラボレーションを行い、次々と著作を発表して、ジャーナリズムやメディアにも盛んに登場しました。芸術と芸術家のあり方を変革したダリは、まさに現代美術の先駆者の一人ということができるでしょう。本展は、ガラ=サルバドール・ダリ財団(フィゲラス)、サルバドール・ダリ美術館(フロリダ州セント・ピーターズバーグ)、国立ソフィア王妃芸術センター(マドリード)という世界の3つの主要なダリ・コレクションから招来される作品を中心に、国内所蔵の重要作品を加えて、約250点によって多面的なダリの世界を紹介する、日本では約10年ぶりとなる本格的な回顧展です。(HP) 謎めいた要素のある風景 1934 形態学的なこだま 1936 オーケストラの皮を持った3人の若いシュルレアリストの女たち 1936 狂えるトリスタン 1938 幻想的風景 ヘレナ・ルビンシュタインのための壁画装飾 1942 横浜美術館蔵 横浜美術館に常設されていますので、 何度か見ましたが魅力的な大作です。 (各2.5mほど) ・・・・・・・・・・・・・ 幻想風景との大きさの対比の中で、 以前見た 記憶の固執 を懐かしく思い出しました。 とても小さくて繊細でした。 (今回非展示) 『 記憶の固執 』(きおくのこしつ・きおくのこしゅう、スペイン語: La persistencia de la memoria 、フランス語: Persistance de la memoire )は、 スペイン の 画家 サルバドール・ダリ の 油絵 で、 1931年 に製作された彼の代表作のひとつ。 縦24.1cm、横33.0cm。 現在は ...