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6月, 2015の投稿を表示しています

鴨居玲展:踊り候え

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●東京ステーションギャラリーです。 ●鴨居 玲 (かもい れい、男性、 1928年 2月3日  -  1985年 9月7日 )は、 石川県 金沢市 生まれの 洋画家 である。社会や人間の闇を描いた画家であった。(WIKI) ● 金沢出身の画家、鴨居玲は、自己の内面を掘り下げた精神性の高い作品を描き続けながら、1985年、57歳で急逝しました。独自の画風で表現された作品は、現在でも多くのファンを惹きつけてやみません。没後30年を記念した本展では、油彩の代表作をはじめ、素描、遺品など約100点を一堂に展示し、その画業を回顧します。 (HP)  静止した刻1968 1982  私 これだけの大きな絵を100点以上描くのは、 とてつもないエネルギーが必要だと思います。 そのなかで、教会シリーズは 人物画とは対比的に 静謐な輝きを放っています! 私には象徴的なちいさな十字架が とても印象的でした。 パリ郊外の教会  1960 教会  1978 教会1976

高松次郎:制作の軌跡

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●東京で見逃した高松次郎展です。 大阪に国立国際美術館をたづねました。 挑戦の軌跡がテーマにそって時系列で 展示されています。 高松次郎(1936-98年)は、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を58年に卒業後、61年から読売アンデパンダン展において作品を発表し、62年には中西夏之、赤瀬川原平とともに美術家集団、ハイレッド・センターを結成してハプニングを行います。60年代中頃からは国内の美術展において受賞を繰り返し、国外でもヴェネチア・ビエンナーレ(68年)、ドクメンタ(77年)において、日本を代表する美術家として紹介されました。高松の名は以後広く国内外に知られます。 高松の制作活動は、技法や素材を限定せず、シリーズ作品を展開させる特異なものでした。「点」、「影」、「遠近法」、「単体」、「複合体」、「平面上の空間」、「形」など、複数のシリーズの連続としての高松の仕事は、総じて現実の世界と視覚的認識のずれに関わります。高松のそうした試みは60年代における人間中心主義を終わらせ、言葉とものの関係を構造的に考える70年代美術の端緒を開きました。 2000年頃からは回顧展を含む美術館での個展が数回開催されます。全ドローイング集、著述集も出版されました。未公開のままアトリエに保管されていた作品も多数紹介され、近年高松の実像は急速に明らかになってきました。 本展は、こうした現状を踏まえながらも、絵画、版画、立体作品のみならず、ドローイング、書籍・雑誌の装幀、絵本の挿画、さらに記録写真などを再調査した上で、展覧会の構成を検討した結果としての回顧展です。企画上、特に留意したのは、日々アトリエで制作されていたドローイングを、思考の変化を微細かつ総合的に示すものとして重視した点、装幀と挿画の仕事を制作時期が特定可能な公開作品として扱った点、記録にしか残っていない作品も含めて、実際の制作状況を推論した点です。 出品作品は、絵画・立体作品・版画約90点、ドローイング約280点、書籍・雑誌・絵本約40点、そして記録写真約40点。広く知られている完成した美術作品からだけでは把握しがたい高松の制作活動の変化や広がりを、時間軸に沿って、ほぼ1年ごとの推移として明らかにしようと試みます。(HP) 女の影  油彩・キャンバス  1984

金刀比羅宮のたからもの

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●昔も今も、こんぴらさん。 金毘羅さん参道階段 ●2008年 [こんぴらさん]展 ギメ美術館 ギメというとパリか! ちょっと遠いななんて思いながら、 あのころ JR恵比寿駅のポスターを見ていました。 ●伊藤若冲の「花丸図」は、 金毘羅さんの奥書院にあり通常 非公開です。 ここまで言われると、 今回は大阪に出かけなければ いけません。 ●やっと思いを遂げることが できました。 伊藤若冲[花丸図]明和元年  1764 伝狩野永徳 [富士山杉樹図屏風] 安土桃山時代 司馬江漢 「扇面旭日鶴亀図」 江戸時代 丸山応挙 [遊虎図] 天明7年 あべのハルカス美術館  16F 外観デザインに関しては、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表の シーザー・ペリ が監修を務めた。

ヘレン・シャルフベック:Helene Schjerfbeck  魂のまなざし

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●東京芸術大学 大学美術館 エントランス この度、フィンランドを代表する画家ヘレン・シャルフベック(1862−1946)の個展を日本で初めて大規模に開催します。シャルフベックは、2012年に生誕150周年を記念する大回顧展がフィンランド国立アテネウム美術館で開催され、近年、世界的に注目される画家の一人となっています。 彼女は、3歳のときに事故で左足が不自由になりましたが、11歳で絵の才能を見いだされ、後に奨学金を獲得し憧れのパリに渡ります。パリでは、マネやセザンヌ、ホイッスラーといった画家たちから強い影響を受けました。 フィンランドに帰国後は母親の介護をしながらヘルシンキ近郊の街で絵画制作を続け、自分のスタイルを展開しました。これ以降のシャルフベックの作品からは、17世紀のエル・グレコに学んだ作品など、美術雑誌からインスピレーションを得ようとしていたことがわかります。また、彼女は新しい技法を試すかのように、斬新なスタイルの自画像を多数制作しました。 本展では、5つのセクションでシャルフベックの全貌に迫ります。19世紀末から20世紀初めに活躍したフィンランド女性画家の魂の軌跡を日本で初めてご覧いただきます。(HP) ●はじめて知った作家です。 私は静物画に、 とぎすまされた魅力を感じました。 洒脱です! 白いスイトピー 黒いりんごのある静物  青りんごとシャンパン・グラス 赤いりんご

トッカータ:Helmut Deutsch Organ Recital

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●横浜みなとみらいホールです。 ヘルムート・ドイチュ オルガン・リサイタル プログラムは、第一部がバッハ 第二部がヴィドールの構成です。 ヴィドール:オルガン交響曲第5番は、 はじめて聴きましたが、新鮮で魅力的でした。 第一楽章から第五楽章まで 楽章ごとに音色が変化する 多彩な演奏でした! 拍手鳴りやまず! シャルル=マリー・ヴィドール (Charles-Marie Jean Albert Widor,  1844年 2月21日 リヨン  -  1937年 3月12日 パリ )は フランス の オルガン 奏者・ 作曲家 ・音楽 教師 ・ 音楽理論 家。 パイプオルガン [ルーシー] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・