● アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。ミュシャは、オーストリア帝国の支配下にあった南モラヴィア地方(現、チェコ共和国)のイヴァンチッツェに生まれました。 1894年に手掛けたサラ・ベルナール主演の演劇のポスター《ジスモンダ》で一躍脚光を浴び、一気にスターダムにのしあがると、その後も、花や宝石に飾られた美しい女性をモティーフとする装飾性豊かなポスターに代表される数々のグラフィック作品を生み出し、アールヌーヴォーの旗手としての地位を不動のものとします。そして1910年、故国モラヴィアに帰郷後は、1918年のチェコスロバキア共和国の成立時にほとんど無償で紙幣、切手、国章などをデザインするなど、祖国への思いを描き続けました。 本展では、日本初公開となるチェコのチマル・コレクションを中心に約160点の作品を紹介します。(HP) ●はじめて見た作品が多かったです。 特に、雑誌の表紙などの小品が魅力的でした。 コレクターの愛情が伝わってくる内容でした。 チェコ周遊旅行 1898 ラ・プリュム誌 ル・モワ・リテレーヌ・エ・ピトレスク誌 イリュストラシオン誌 クリスマス1896~1897 ウエイヴァリー自転車 1898 サロン・デ・サン アルフォンス・ミュシャ展 リトグラフ・ポスター 1897 ●アール・ヌーヴォー フランス パリ では 1895年に サミュエル・ビング がアール・ヌーヴォーの画廊を開き、1900年には パリ万国博覧会 が催され、地下鉄駅出入口やカステル・ベランジェで知られる エクトール・ギマール のほか、 ガラス工芸 家の ルネ・ラリック (ラリックの活動期間は長く、 アール・デコ の時代に及ぶ)、建築家 ユジェーヌ・ガイヤール 、金物師 エドガー・ウィリアム・ブラント (兵器開発者でもあった)、画家 ポール・ベルトン 、 アルフォンス・ミュシャ 、 ウジェーヌ・グラッセ などの重要人物たちの活動の場となった。 しかしながら、最もまとまったグループを形成したのは ナンシー 派であり、ガラス工芸家の ドーム兄弟 、 エミール・ガレ 、 ジャッ...