カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち:Kandinsky、Rouault

●カンディンスキー・ルオー・クレー・
ミュンター・ベヒシュタインなど
同時代をいきた作家の作品展です。
それぞれの個性が輝いています。


カンディンスキー
商人たちの到着 1905

E.Rキャンベルのための壁画 1914




ルオー
月あかり モンタナの思い出 1929

町はずれのキリスト 1929−39





クレー
紫と黄色の運命と二つの球  1916

金色の縁のあるミニアチュール  1916


紙・水彩・インク
16.3✖️9.0
私にはこのクレーの小さな作品が
記憶に残りました。




抽象絵画の創始者ヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)と、20 世紀フランス最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)。本展は、色とかたちを軸として、カンディンスキーを中心とするドイツ表現主義とルオーが共鳴するさまを探る初の試みです。
20世紀の初め、ルオーが重視したパリのサロン・ドートンヌにカンディンスキーが出品を続け、カンディンスキー率いるミュンヘン新芸術家協会の展覧会にルオーが出品するという時期がありました。それぞれがフォーヴィスムとドイツ表現主義の拠点となった展覧会で、互いの運動への関心を深めていたこともうかがえます。また、ドイツ表現主義の画家たちとルオーが共有していた感覚を、彼らの作品の色彩やモティーフに見出すこともできます。やがてカンディンスキーは「内的必然性」に導かれて抽象絵画に至り、彼と交流を深めていたパウル・クレー(1879-1940)も独自の抽象世界を築きます。ルオーもまた、彼の内的必然性に従ってキリスト教の信仰に根差した独自の絵画を追求しました。(パンフ)

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