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ホセ・パルラ:Home Away from Home

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1973年、マイアミ生まれのパルラは、アメリカ、プエルトリコ、キューバといった多様な移民文化に囲まれて育ちました。そうした環境は、都市生活や芸術に対する理解に深く影響を与え、彼の作品に大きなインスピレーションをもたらしています。独特のカリグラフィーと、幾層にも塗り重ねられた絵肌に特徴付けられるパルラの作品は、壁に残された記憶や痕跡を想起させると同時に、自身の経験が色濃く重ね合わせられています。とくに世界中を移動するなかで出会った都市や多様な表現との対話は、異なる抽象表現を交差させたパルラの独自の視覚言語の探求を促してきました。パルラの作品は、言語やアイデンティティといった概念、さらには場所や空間の定義そのものに対して、詩的な問いを投げかけています。 🟠アクリル絵具 🟠多様な色彩が溢れています! KOTARO  NUKAGA  ROPPONGI

千葉正也展

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1980年神奈川県生まれ。東京都在住。千葉の作品は、自作したモチーフを繰り返し用いたり、取り巻く環境や過去の出来事から採取したイメージをキャンバス上に再現したりと、自ら選んだ対象に何度でも立ち返り、能動的に関わるプロセスを経て描かれる。卓越した技術力はモチーフに混在する様々な素材感を描き分け、現実らしく描かれた事物、純粋虚構、リアルの世界が交差する独自の複雑な世界観を作り上げる。千葉芸術は古今東西の絵画芸術の様々な成果に対する誠実な継承と同時に、既存の現代芸術の枠組みを絵画というメディアを駆使して揺さぶる大胆不敵な表現である。(HP)